皆さんは、転勤族にどんなイメージをお持ちでしょうか?
どんなメリット・デメリットがあるでしょう。
ここでは、妻の立場として実感しているメリット・デメリットをご紹介します。
いろんな場所で暮らせて、楽しそう
突然の辞令で振り回されるし、
毎回の引っ越しが大変なんだよね?
老後はどこに住むつもり?
転勤族の妻歴10年以上。
全国を転々としながら
楽しく暮らしている私が、
転勤族の妻としての
メリット・デメリットを教えます。
転勤族のメリット
いろんな場所で暮らせる
住めば都。どんな地域でも、暮らしてみると楽しいです。
なにより、毎日が観光旅行の気分になれるし、毎週末のご近所散策が観光旅行そのものです。
短期の観光旅行だけではわからない、それぞれの地域の良さがじっくり味わえるのは転勤族の特権ですよね。それぞれの地方ならではの美味しい食べ物も、ゆっくりじっくりたらふく味わうことができます。
人間関係がリセットができる
新しい環境で新しい人脈を築けるのって、かなりのメリットです。
私は引っ越すたびに、全国に新しい友達の輪が増えています。たまには、旅行がてら以前住んでいたところに行って、懐かしい友達に会うのも楽しいものです。
狭い人間関係、狭い考え方だけにとらわれることなく、のびのびとした日々を送ることができています。
引っ越したばかりの頃の、近所のどこを出歩いても知り合いに全く出会う可能性がないという解放感も毎回の楽しみにしています。
人とのコミュニケーションが取れるようになる
人とのコミュニケーション能力は、生まれついてのモノだと思い込んでいませんか?
実は私も、地元に住んでいた頃は、性格が暗いから友達ができないんだと思っていました。
安心してください。それはただのあなたの思い込みです。
初対面の人に、いきなりあなたの性格などわかるはずがありません。
難しい話術も一切不要。
他愛ない日常会話を交わす。
相手の話にしっかり耳を傾ける。
この3点を守り、あとは場数をこなせばいいのです。転勤数が増えれば増えるほど、私はすっかりフランクで友達の多い人に変わることができました。
引っ越し作業に慣れてくる
これもかなりのメリットですよね。
荷造りを楽にするために、モノを増やさない、ミニマリスト化している人も多いです。
少ない荷物で、楽々引っ越し。
お金も貯まりますので、言うことないですね。
ミニマリスト化して良かった点はこちらでも記事にしています。
家賃補助等がある
これは、会社に寄りますが家賃補助などがある会社の場合、家賃がそれほどかからずにすむので家計にとって助かります。
空き住居を貸し出して収入に出来る
この辺は、タイミングやその時の相場等もあるので、必ずしも全ての方にうまくいくとは限りませんが、タイミング等が良くて、購入したマンションをそのまま貸し出している人も私の周りには割といます。
転勤族のデメリット
出会いと別れを繰り返すことになる
今は、引っ越した後でも、SNS等で簡単につながることができますが、やはり近くに住んでいる人との仲が深まる一方で、遠方になってしまうと、どうしても疎遠になりがちです。
特に、お子様がいらっしゃる家では、度重なる出会いと別れをデメリットだと感じる方も少なくありません。
うちの子などは幼少期に引っ越しを繰り返したので、「私には故郷(ふるさと)がない」とブツブツ言っています。親としては、故郷がなくても別段不便のないことを、繰り返し教えてあげようと思っています。
私の周りでは、子供が小学生~中学生辺りで単身赴任に踏み切る家庭が多々ありますが、これも、会社によって単身赴任手当がなかったりすると難しくなります。
また、夫は会社に行けば同僚や上司がいるのに対し、妻はゼロから人間関係を構築しなくてはなりません。これも、特に苦手な人にとっては厄介なことです。
私の友人には、引っ越すたびに、安価でやっている公的体育館等のスポーツ教室に必ず通うと決めている人もいます。英会話教室や茶道等、趣味の教室も色々あります。
自分の趣味がいかせるコミュニティの探し方を身に着けておくといいですよね。
行きつけの病院・美容院・スーパー等を頻繁に変える必要がある
信頼できる主治医や、腕の良い気の合う美容師さん。
品ぞろえの良いスーパーや顔なじみのカフェなど、お気に入りのお店ができても、転勤のたびに別れなければいけません。
新しいところで、また新しく開拓するという楽しみもあるのですが、やはり度重なると疲弊してきて、ホームシックに陥りがちです。
家具・家電が傷む
引っ越しのたびに、どうしても家具や家電が傷んできます。
引っ越直後は大変でも、家具や家電に傷がないかいち早くチェックして、見つけた場合は速やかに引っ越し会社に連絡しましょう。私は、本棚がへこんだことがありますが、きれいに直って返ってきました。
最初から、高価な家具は購入しないというのも手ですね。
家電に関しては、動かすたびに寿命が短くなるものと考えて予算を多めにとっておいた方がよさそうです。
妻が正社員として働きづらい
残念ですが、私の能力の問題ではなく、転勤族の妻という理由で、採用されないことは多々ありました。
どうしたらよいかについては別ページでお話ししていますので、是非ご覧ください。
失業すると即住居がなくなる
これは、夫の会社でリストラがおきたときに初めて痛感しました。
もちろん、実家に帰れば家のある方、すでに持ち家をお持ちの方はその限りではありません。
万が一、リストラ等にあった場合にどうするかについては、普段からある程度考えておいた方がよさそうです。
気になる方は、是非、我が家のリストラ体験談をご覧ください。
まとめ
このように、転勤族の家族は、良い面もあれば悪い面もあります。
同じ現象でも、表裏一体。それぞれの人にとって何をメリットと感じるかデメリットと感じるかは様々です。
もし、あなたが今から転勤族の彼との結婚を考えているのなら、じっくりと一つ一つを紙に書き出して検討してみることをおすすめします。
既に、転勤族の家族である方で生活を楽しめている方は良いと思います。
私も前向きに転勤族生活を楽しんでいます。
でも、そうでない場合は可能であれば転職や単身赴任等も視野に入れて、これから先の家族の過ごし方をじっくり検討して、家族にとって最善の在り方を追求していけると良いですよね。
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